一緒に作らない!料理教室
先日ガサキベースでイベントをした。
タイトルは
『一緒に作らない!料理教室』
「一緒に作らない!?」ではない。
Let‘sではなくてdon‘tなのがポイント。
仲良くしているガサキベースの桃子さんから「スパイス教室やってみない」
みたいな話が出たのは出たのは一年以上前だった。
「いいよー」
と軽く返事をしたのはいいものの、教えながら一緒に作るというのがどうにもイメージできなくて話が棚上げになっていた。
ガサキベースは何度か一緒にイベントしていてとてもやりやすい場所なんだけれど、誰かに教えながらやるっていうのがどうにもストレスになってやるのが億劫になっていた。
数カ月前桃子さんから「カレー作っている所を見るだけのイベントしませんか?」
との打診があった。
「スパイスカレー作るだけでいいの?」
見るだけなら教えながら作るよりもハードルが下がるので「やってみようかな?」という気持ちにる。毎朝している事なので準備も時間取られずに出来そうなので、そんなのでよかったらお安い御用だ。
集客はあまり積極的にしなかった。
インスタグラムで告知してしまうとウチに食べに来た事ないお客さんも来る可能性があって誰だかわからない人が来ると緊張する。
ガサキベースのキッチンもそれ程大きくなく見るのもあまり大人数の参加は出来そうになかったので、今回は8人限定にしてひとまずはラインで繋がっている、名前も把握している距離感のお客さんだけを招待する事にして、次いでFacebookの友達くらいを招待するイメージでいく事のしよう。
桃子さんが個人ののアカウントで告知をかけた所、早速4人決まり、ウチもラインで繋がっている常連さんに声をかけた所4人決まり今回の募集は終了。
仕事の兼ね合いで来れなくなった人が2人出たものの、ガサキベースからは2人、ウチからは最終的に5人参加し7名になった。
別にカレー教室という訳でもなかったので、2,3人来たらいい方かなと思ったものの、思ってたより需要があるのがびっくりだった。
12時からスタートして、みんなの自己紹介してから実際の調理にとりかかった。
普段朝に仕込んでいる工程を披露するだけで、自分が大切にしているポイントを伝える。
それだって先日までお手伝いしてくれてたしまちゃんに教えていた事なので、「やった事ないイベント準備!」となると身構えるのだけれど、割とスムーズにできた。
実際にやる前に一つ気がかりだったのが、コンロの火力。
やっぱりお店とは火の勢いたで違うのでお店ではコンロ一つでやる所をフライパン2つ使って炒め、玉ねぎのスライスなど前もって下処理できる所はお店で準備して持って行った。
説明は約二時間ぶっ通しであれこれ作りながらポイントとか気をつけている事を話しした。
自分しか喋ってなかったので、(こんなんでいいのか?)と途中心配になったが終始和やかな空気だった。
個人的には『スパイスキット』という商品に疑問が以前からあった。
スパイスキットはホール(種)スパイスやパウダースパイスが小袋に入っていて、そこに作り方に従って玉ねぎや鶏肉を手順通りに
やれば出来るというものなのだけれど、本当に大事な所は火加減だったり、音や匂いだったりするので、スパイスをちょっとずつ
入れて販売するってのも何だかなーと思っていた。
今回は調理する時に大事なポイントだけ伝えれたのでそのモヤモヤが解消されて良かった。
この日にハッと気づいたので、今回日程の都合で来れなかったお客さんに次回もやってと言われているので、
次は帰り際に作ったカレーのスパイスキットをセットにしよう。
実際にご自身で作る『カレー教室』ではなかったのが気がかりで、最後まで(こんなんで良かったのか?)と疑問が残ったけれど、
参加してくれた人に話を聞くとみんな「楽しかった」と満足してもらえたようでよかった。割と見てるだけでも満足してくれているようだった。
実際に作るのは面倒くさい。でも作る工程は見てみたい。ちょうどパン工場見学の最後にパンをもらえるみたいな感じで、軽い気持ちで参加できるイベントとしてちゃんと成立しているようで安心した。
「自分の価値って自分ではわからないからね」
と就活中のしまちゃんに最近言った記憶があるのだけれど、ホント自分のやってる事の価値は自分にはわからないもんだな。
、
カレーの写真撮り忘れた。